セミナー開催レポート
長野でテレワークセミナー開催
2020年11月26日
総務省では、テレワーク・サポートネットワーク事業として、全国各地域の中小企業のテレワーク導入促進のため、地域の中小企業を支える団体と協力し、テレワーク導入に向けた参加費無料のセミナーを7月から開催しています。このたびは長野市で開催されたテレワークセミナーの様子を報告します。
長野商工会議所では市内の中小企業・小規模事業者を対象に「テレワークセミナー~テレワークの導入からその活用まで!~」を11月26日、長野商工会議所で開催しました。基調講演を務めたのは総務省テレワークマネージャーの辻 麻友氏です。
辻氏は冒頭「いま、3密から4脱へがトレンドとなっている」とのことから、世の中の流れとなっている通勤、ハンコ、FAX、固定電話を脱し、テレワークを導入すべしと主張。導入のためのステップや必要なITツールを解説しました。

講演資料より
また、テレワークを阻害する要因を尋ねた調査結果が紹介され、テレワークを阻害する要因のトップ5は、「社内のコミュニケーションに支障が出る」「書類(捺印)を扱う業務ができない」「出社しないと仕事モードになれない」「自宅での業務環境」「自己管理や時間管理」という結果とのことでした。これをもとに、管理する側、就業者側双方に考慮すべきポイントの説明がありました。
さらにテレワーク活用事例として、外出先でも会社の代表電話が受けられるシステムや職場のパソコンをリモート操作するツールを紹介するともに、各種補助金の情報やテレワーク実施に必要となる経費についても説明を行いました。
社内にテレワーク導入を提案する立場としてセミナーを受講した卸売業の参加者の方は「テレワーク導入を近々に考えており受講しました。セミナーを聞いてポイントが理解できたので、それに沿ってどのように進めたら良いのか具体的に検討を進めます。」と話していました。

セミナーの様子
総務省テレワーク・サポートネットワーク事業による参加費無料のテレワーク導入セミナーおよび相談会を全国各地で開催中です。
詳しい情報は、テレワーク・サポートネットワークのWEBサイトをご覧ください。
https://www.teleworksupport.go.jp/seminar/index.html
またWEBサイトでは、テレワーク導入にあたってのお悩みを気軽に出来る、地域ごとの相談窓口もご案内しています。テレワーク全般について、労務関連やICT関連についてお気軽にお近くの窓口にお問合せください。